(総会・研修会報告)
「平成22年度総会及び自主研修会」
日時 平成22年6月17日(木) 13:30〜16:00
場所 広島国際会議場 「ヒマワリ」
参加者 300名
講演 「介護保険10年」
  広島県健康福祉局社会福祉部介護保険課長  高垣 治彦 氏
  「ケアプラン点検事業の振り返り」
  広島市健康福祉局高齢福祉部介護保険課主査  西田 満 氏


 落久保会長(天田副会長代読)より「介護保険開始から10年が経過しました。介護が社会的に認知されてきました。その中で医療と介護との連携が重視されてきています」と挨拶があり、平成22年度総会が開始となりました。
 平成21年度事業報告が行われ、平成21年度決算、平成22年度事業計画、平成22年度予算、役員交代の議事が全て承認されました。

 引き続き行われた自主研修会では、広島県健康福祉局社会福祉部介護保険課長の高垣治彦 氏により「介護保険10年」、広島市健康福祉局高齢福祉部介護保険課主査の西田満 氏により「ケアプラン点検事業の振り返り」と題し、それぞれ講演をして頂きました。


 高垣治彦氏の「介護保険10年」では

1.高齢化の進行と介護保険制度の創設
2.介護保険法の改正について
3.広島県の介護保険の特徴
4.広島県の現在の取り組みについて
5.介護保険を取り巻く最近の国の動向について
   〜介護従事者の確保の問題を中心に〜
6.介護保険10年の成果と今後の課題
   〜平成37年へ向けて〜

 という内容をグラフ等を使い分りやすく説明をして頂きました。今後は日常生活圏域(30分で駆けつけられる圏域)において医療、介護にのみならず様々な生活支援サービスが適切に提供できるよう、地域での体制作りが必要となることを話されました。


 西田満氏の「ケアプラン点検事業の振り返り」では

・ケアプラン点検支援について
・各サービスにおける介護報酬算定に係る留意事項(認知症加算、退院・退所加算 他)
・適切な訪問介護サービス等の提供について
 などを説明され、質問にも分りやすく回答をしてくださいました。

 今後の介護保険の方向性と医療と介護の連携の重要性を確認することができる研修会となりました。
(研修会アンケートまとめ)
(回答数108人)
1.本日の研修会はいかがでしたか。
とても参考になった 46人(43%) 参考になった 59人(55%)
あまり参考にならなかった 2人(1%)   参考にならなかった1人(1%)
2.研修会についての意見等(抜粋)
動き等を改めて再確認することができて良かったです。
資料が新人にも教えやすいものだと思いました。
加算について曖昧な部分が理解できた。
「介護保険10年」は、今までの介護保険の流れがよくわかり、勉強になりました。
非常に良いテーマで、勉強になりました。また、日々の現業についても改めて見直す良いきっかけとなりました。今後も高齢福祉に地域で暮らす高齢者の方へ良い支援ができればと思います。
具体的で分かりやすかった。
ケアプラン点検支援について、再度確認できて良かった。
介護支援専門員としての経験が浅いため、今日の研修は、頭の整理が少しできたような気がします。
「介護保険10年」の前半部分は、すでに周知されていることなので、後半を詳しく話して欲しかった。
ケアプラン点検事業について、時間をもっととってもらいたかったです。
ケアプラン点検事業をもっとくわしく聞きたかった。
3.今後参加してみたい研修会テーマ
ケアプラン点検について、より具体的な説明
ケアプラン監査指導等
医療との連携(入退院)
医療連携、特に医療側が望んでいることを聞いてみたい。
ケアプラン作成
今後も定期的に「制度について」見直しを含めてやってほしい。
認知症対応マニュアル
若年性認知症について
認知症や精神的な障害を持たれた方の支援について
介護保険以外の福祉の制度について
事例を出して加算はこうしたらとれます等の説明をもっとしてほしい。
事例検討会
4.その他ご意見 (抜粋)
各区で行われている行政(保険者)との話し合い等は、全区にわかるようにしてもらえたらありがたい。区によって、情報がバラバラで、どれが本当なのかわからない。